GANREFのレンズ性能テストで考える 1
昨日のTAMRON 180mm F3.5 のシャープネスのグラフが面白かったので、手持ちのレンズを検証してみました。
SIGMA 50mm F1.4は少し離れた被写体を開放で撮ると望遠レンズとは一味違う被写体が浮き上がる面白いレンズなんですが、↓のグラフと何らかの関係が有るのでしょうか。
■SIGMA 50mm F1.4/D700
■CANON EF 50mm F1.4/5D Mark II
■CANON EF 50mm F1.2L/5D Mark II
■Ai AF Nikkor 50mm F1.4/D700
縦軸の数値大きさが違うので単に比較できないんのですが、キャノンの2本のレンズは少し絞ればシグマよりシャープになりますが、開放時の周辺と中央部の差がかなり大きいです。
シグマの開放は全域でキャノンの中央部に近いシャープネスを得られてますから、今日の写真のようにピントの合ってる部分は全面でそこそこのシャーさが得られ、尚かつ大きな暈けの画が撮れるのだと思います。
もっとも開放で遊ぶ人は少ないでしょうから、EF 50mm F1.4の方が無難なレンズと言えそうですが、開放時には中央にピントの山をもってこないと辛いかもしれませんね。
ニコンの開放は優秀だと思いますが、F2.0でもほとんど変わらないのが今ひとつでしょうか。
ただ、開放から中心部〜周囲まで均一なシャープネスを維持してる傾向は他のレンズにもはっきり現れていて、キャノンとは設計思想がかなり違うことがわかります。
妥協せず手抜きの無いニコンに対して実用重視のキャノンって感じでしょうか。
by idosan2
| 2010-09-15 11:29
| カメラ